ピザ窯で本格的な自作ピザに挑戦!

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自宅やアウトドアでピザを焼くとき、「ピザ窯があればもっとおいしく焼けるはず」と思いながらも、実際にピザ窯を使ってピザを自作するのはハードルが高いと思いこんでいませんか? おいしく焼けるためのコツさえつかめば、そう難しいことではありません。

ピザ窯で焼くとお店のようにおいしいのはなぜ?

ピザのおいしさの基準はなんといっても焼き具合ですね。一見無難に焼けていても、どことなくメリハリに欠けるピザもあります。こんなとき、焼く温度を改善すると驚くほど仕上がりが変わってきます。ピザは高温で短時間焼くことで、外がこんがり、中はしっとりした仕上がりになりますが、一般家庭のオーブンは200度前後までしか温度が上がりません。一方、石窯だと400度以上の高温で焼けるようになっています。

石窯の温度を利用したさまざまな料理方法

料理専用の石窯も一旦熱を入れたら用途は何通りにも広がります。高温になった時に素早く薪を燃やして、石窯の放射熱で高温料理する時がピザ窯。次に、薪をとりのぞき、予熱を利用して時間をかけて焼くときがパン窯となります。また、長時間の予熱でローストしたり、煮込み料理を作ったりもでき、料理をしながら温度を上げることができる2層式の石窯もあります。

ピザ窯の形状の違い

ピザ窯は形状によって、以下のような違いがあります。

  • ドーム型……焼きムラができない理想的なピザ窯。独特のドーム型により食材から壁や天井までの距離が等間隔で、内部の熱対流が均一です。しかし、ドーム型の成型は難しく、左官の熟練技が必要です。
  • かまぼこ型……ドーム型より型は作りやすい。流線形ではないためにドーム型ほど食材との距離が等間隔にはなりませんが、熱対流があるのでおいしい仕上がりになります。
  • 箱型……石窯らしい形ではありませんが、耐火煉瓦を積むだけなので作りやすい窯になります。
  • ピザ窯キット……成型が難しいドーム型やかまぼこ型にあらかじめ成型されたキットを購入すると設計の手間も省け、材料選びに失敗がなくイメージどおりに仕上がり、時間も節約できます。すでに仕上がっているドーム型のピザ窯本体を通販で購入することも可能です。

アウトドアで窯焼きピザに挑戦!

重厚な石窯をアウトドアに持参することは困難ですが、おいしく焼ける条件は、窯の内部が400度程度の高温になり、熱対流があるものです。条件を備えた簡易型なら手軽に手に入れることができ、キャンプ用に持ち運びができる折り畳み式のピザ窯も出回っています。また、ピザストーンを入れるとおいしく焼ける手助けになります。

用意するもの
  1. ピザピール……これがないとピザが焼けない必需品。石窯からピザを出し入れするときに使用します。また、ピザを焼くという気分が盛り上がります。
  2. 温度計……窯の中がピザに適した温度になっているかを確認するために使用します。
  3. ピザカッター……ピザを簡単に切り分けるカッター。車輪型と半月型のメッツァルーナがありますが、コンパクトな車輪型が一般的です。
  4. 灰かき棒……石窯の中で薪を触ったり灰を出したりするために必要です。
お好みの自作ピザに挑戦してみよう!

ピザ発祥の地はナポリと言いますが、焼けた時ふちが膨らみ、もちっとしているのがナポリ風、薄い生地でかりっとしているローマ風、トスカーナ地方の具材が特色のフィレンツェ風、とピザのスタイルもさまざまです。お好みのスタイルが見つかったら生地作りから初めてみましょう。

まとめ

ピザ窯の構造やおいしく焼けるポイントを知り、ご自宅やアウトドアでも自作ピザに挑戦してみましょう!

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