表札はボンドで接着できる?使用するボンドの種類と取り付けのポイント
表札の取り付けにはボンドが使われているのをご存知ですか? 一年中直射日光や風雨にさらされる屋外に設置するため、どのようなものを選べば長持ちするのか不安に思われることもあるでしょう。素材とボンドとの相性があり、また長持ちするものとそうでないものがあります。表札設置のためのボンドの選び方や取り付け時のポイントについて紹介します。
なぜボンドを使うの?
表札の取り付けになぜボンドが使われるのでしょうか?
表札は家の外壁や、門柱などに取り付けられますが、その取り付け面はコンクリートやタイル、レンガ、ブロックなど、さまざまな素材で出来ています。表札の落下は、縁起が悪い、として、戸建住宅では、落ちないようにボルトと接着剤(ボンド)で取り付けることが一般的です。ですが、ボルトは電動ドリルが必要であり、取付が簡単とは言えません。家の外壁に取り付けたい時には、穴を開けるのを躊躇う人も多いでしょう。また、一度穴を開けてしまうと、表札を取り外した後にも穴が残ったままになってしまい中古物件では悩みの一つです。これらの理由から、外壁を傷つけることなく、また仕上がりもきれいなボンドのみで貼り付ける表札もたくさん生まれています。
分厚いぽってり感や透け感が楽しめるガラス表札は、貼り付けると接着剤の跡が見えてしまうので、ボルトで浮かせて取付がほとんど。重い表札も落ちないようにボルトが多め。最近では、貼り付けができる薄いガラスタイルの表札などもあります。写真は、「琉球ガラス表札」。
家の外壁に直接取り付けるときは、穴を開けない貼り付け型がベスト。多少の凸凹があっても貼り付け面をできるだけ確保できれば、取り付けできます。接着剤が乾くまでは落下にご注意を! ステンレス表札の「DMS-B3」でシンプルな玄関が完成しました。
どんなボンドがおすすめ?
金属、陶磁器、コンクリート、タイルなどしっかり固定する必要がありつつ、ぶつかった時にも落下しない弾力性を保つ表札には、シリル化ウレタン樹脂系接着剤がベストです。表札に使われる素材のほぼ全てに対応しています。耐水性があるので、屋外の水のかかる場所でも使え、硬化後は弾力性のあるゴム状なので、衝撃を吸収しショックに強いのが特徴です。長期間直射日光や風雨にさらされる場所への使用に適しています。
接着剤のタイプによって硬化までの時間が異なるため、ご使用時には、接着剤の説明書をよく読み正しくご使用下さい。硬化するまで接着した後しばらく接着面を固定しておくなどの工夫が必要です。固定の際には、表札表面に直接テープを貼ることは避けましょう。
ジューシーガーデンでよく使っているのは、コニシの「ウルトラ多用途S・Uクリヤー」。透明なので、多少はみ出してもわかりにくく、余っても、家庭の様々な接着に使えます。ジューシーガーデンでは販売していませんので、ホームセンターでご購入くださいね。
表札を取り付けるのに大事なポイントが「水平」です。ですが、ご家庭に水平器があることは少ないでしょうし、わざわざ買うのも勿体ない。そんな時には、スマートフォンのアプリを使うのもお薦めです。ポストや物置の設置にも使ってみてください。
表札の取り付け方のポイントは?
表札を取り付ける際の前準備にとりかかりましょう。
こういった場合はまず取り付け面を平らにしましょう。接着用のボンドを表面が平らになるように取り付け面に塗ります。そのまま完全に乾かし、平らにしたところで再度ボンドを塗って取り付けるようにするとうまく設置できます。
ボンドで表札を設置してみよう
表札はボンドを使って、自分でも簡単に設置することができます。新築やリフォームの記念に自らの手で表札を設置してみてはいかがでしょうか?
その際に、注意するポイントは、取り付け面、表札の接着に適したボンドを選ぶこと、硬化するまでの時間や環境です。これだけで、うまく取り付けることができるでしょう。
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