エコを実現して夏を快適にする緑のカーテンを始めよう!
今年も暑い夏が近づいてきました。
暑いとついエアコンに頼ってしまいがちですが、夏を快適に過ごし、電力消費や環境にも配慮したアイテムとして定着しつつあるのが、「緑のカーテン」です。
植物の力を利用して夏の日差しや熱を防ぐことで、室内の温度を下げる効果があります。見た目にも涼しげで、エコでおしゃれなお家には欠かせないですよね。植物を育てたことがないから不安、という方でも大丈夫! 誰にでもできる緑のカーテンの作り方を紹介します。
準備するもの
タネ・苗
タネは発芽させるのに手間がかかることから初心者には苗がおすすめです。葉の色が濃く、茎が太いものを選ぶと良いでしょう。
プランター・鉢
容量が大きい野菜用のものがベターです。水はけを良くし、虫が入るのを防ぐ効果のある鉢底石と呼ばれる小石を底に敷き詰めておきます。
用土・肥料
初心者には、土と肥料が配合されたタイプが簡単に使えて便利です。育てる植物の種類や成長に合わせ適切な肥料にこだわりたい、という場合には肥料の入っていない「タネまき用土」を利用すると良いでしょう。
ネット・支柱
植物のつるをはわせ、カーテン状にするために欠かせないのがネットと支柱です。設置する場所や、植物の種類によって種類や強度を考慮して選びます。
お役立ちアイテム
ネットを設置したり支柱を固定したりするための金具やひも、スコップ、ジョウロ、作業用の手袋なども忘れずに用意しましょう。
初心者でも簡単な苗からの育て方
1. ネットと支柱でカーテンの基礎を作ったら、土を入れたプランターを用意し、その下に置きます。土に苗が入るくらいの穴を開けて、たっぷりの水を注ぎ、穴の水が引いたら苗を入れます。葉の根元にしっかりと土をかぶせ、さらに根元にたっぷりと水やりをしましょう。
2. 植えた後は、プランターの土の表面が乾いたら、鉢の底から水が出てくるくらいにたっぷりと水をやるようにします。茎が伸びてきたら、手でネットに絡ませてやります。また、成長に合わせて数回に分けて肥料を与えます。
3. 植物にはさまざまな虫が寄ってきます。害虫の被害が出ないよう日ごろからよく観察し、見つけたら早めに捕殺するか、薬剤を散布するなどの対応をとるようにしましょう。
緑のカーテンに適した植物
緑のカーテンには、つる性の植物を利用します。食べられる植物から、定番、ちょっと変わった珍しいものまでさまざまな植物が利用されています。
・食べられるもの
ゴーヤー、キュウリ、ミニカボチャ、ミニメロン
・夏の定番
アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ、ヘチマ、フウセンカズラ
・変り種
アピオス、ツンベルギア、スネールフラワー、ミナロバータ
緑のカーテンを極めるツール
暑さ対策としてはもちろん、植物を育てる楽しみや、自分で育てたものを食べる楽しみも味わえて、節電にもエコにもつながるなんてとってもお得ですよね。暑い夏をエコに、快適に、そしておいしく乗り切ることのできる緑のカーテンを今年から始めてみませんか?
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